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潤滑油が切れると・・・

  • 2013/07/03(水) 01:13:03

今日は、時計にとって定期的なお手入れが必要な実例をお見せします。

RX小鉄1 RX小鉄
ゼンマイは巻けるけど、針回しがカリカリいってスムーズに回らなくなってしまった
といって持ち込まれたR社の時計です。

 文字盤を外しギアを確認すると、写真
 中央のギア(小鉄車)の歯が欠けて
 いました。

RX小鉄2RX裏回り
小鉄車は、針回しのために回されるリュ
ーズの力を分針の取り付けられたギアに
伝えるための中間車です。
3枚の歯が欠けてしまっていました。
 これは分針が取り付けられている
 パーツ(筒カナ)です。
 通常はゼンマイの力が伝えられ、1時
 間に1回転しています。


時刻修正のためにリューズで針を回す時は、時計が動いている時とは比べ物に
ならない位の早い回転と強い力が加えられます。

筒カナ
というパイプ状のギアは、ゼンマイが内蔵されたギア(香箱)の次のギア
の芯に圧入されていて、通常はそのギアと一緒に回っています。
ところが針回しのためリューズから一定以上の強さの回転力がかかると、
芯の周りを滑って回るように作られています。

筒カナの内側には芯との滑りがスムーズにいくように注油されています。
この油は重要で、これが乾いてくると針回しが重くなってきます。
当然、時刻修正の時にギアの歯にかかる力も大きくなり、硬くなりすぎると
今回のように歯の破損という結果になります。
             
RX小鉄
機種によっては壊れた小鉄車の右側にあるツヅミの形をした車(ツヅミ車)の
歯が欠けるもの、あるいは左側の金色の大きなギア(日ノ裏車)の歯が壊れる
ものとあります。
いずれにしても潤滑油の欠乏の影響が弱いところに集中した結果です。
これを避けるためには、定期的な機械のオーバーホールが欠かせません。
少なくとも針回しが以前より重くなった時には、無理に針回しをせずに点検に
お持ち込みください。


人間社会も潤滑剤が枯れ、ギスギスしてくると結局は弱い立場のものが
強欲な強い力の犠牲になる・・・
今度の選挙、将来顧みた時に間違いなく大きなターニングポイントとなる
選挙だと思います。

“右”だ“左”だと意図的に過激な言葉を使い、1つの価値観へと国民を煽る
政治家の発言・・・
半世紀以上も時間が逆戻りした感があります。
そして、ともすればアベノミクス礼賛とも思えるマスコミ報道・・・

そういったものに踊らされることなく、慎重な選択を心がけたいものです。 


 
 

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