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タイムマシンに乗って・・・

  • 2012/07/31(火) 02:02:02


店主は高校生の時から45年余り、毎年夏に式根島に
出かけています

 

最初に島を訪れた頃は、今のような大型客船はなく、
5,6百トンの小さな船に長時間揺られ、やっとの思いで
着いた島は、都会育ちの身にはまるで秘境のよう。

まだ観光客の姿は極めて少なく、
浜はまさにプライベートビーチ。

P7270041.jpg

  白砂にパラソルを立て
  日がな一日浜にいる。
  照りつける太陽のもと
  ギターを弾く者、海に
  入ると2時間も戻って
  こない者、そして不覚
  にも強烈な日差しの中
 で眠りに落ちる者…
 ちなみに2番目が店主
 でした。
 いずれにしても皆腫れ
 あがるほどの日焼けで
 島のおばさんが持って
 きてくれたアロエの
 お世話になる、そんな
 毎日で半月余りも滞在
 したことも。

 
やがて離島ブームに火が付き、同年代の若者で島が溢れ返
る時期が何年か続きました。

結婚をして子供ができると、
1歳にもならない子供を連れて家族で訪れるようになり、
それは子供たちが成長して、それぞれが友達同士で島に
行くようになるまで続きました。
 
今、島行きは店主の単独行となりました。 

  P1010001_06.jpg

  ・・・仕事を終えて夜半
  通いなれた竹芝桟橋から
  
    進みの遅いタイムマシンに乗り
  心の錨を上げ
  
    好きなビールでホロ酔いになりながら
  ゆっくりと、飽くまでゆっくりと
  40年前に向かう

  眼が覚め船を降りると
  焼けつく日差しの下、そこは今も40年前
  
俄かに時の進みが止まり、濃密になる
  島のそこここに
  喜びに溢れていたあの頃の残照が
  光を放っている

  自分が何歳になったのかすら忘れる至福の時・・・ 



P8010059.jpg   

今では2時間半ほどで、あっという間に島まで運んで
くれる高速船も既に就航していますが、
それでは40年前の昔に帰ることはできないのです。

船中で1泊して次の朝、目的の島が目の前に見える
ところで眼を覚ます。

この過程が大事なのです。

 

今年の海はどうなのか。遠い南の海からの宝石たちも
また、やって来ているだろうか。

今からその出逢いを心待ちにしています。

朝9時には浜に出て、ひと気のなくなる4時過ぎまで、
体が冷えたらひたすら陽で温め、
また海に入る、
ただその繰り返し、はるか遠い島の海イグアナのように。


海の神様は今年も賜物を用意してくれているだろうか。

そのためには、海を畏れひたすら謙虚に、無心で海に
入らなければならない。

 

僅か三泊だけの夏ですが、帰りも同様に一日かけて
ゆっくりと、海を眺めながら戻ります。

海の底深くから海面に戻るダイバーのように、
慎重に心の減圧をしながら。

再び始まる都会の生活を、時を忘れた心に言い含め
ながら。
この過程(儀式)を踏まないと、船を降りたとたんに
浦島太郎です。

次の日からの都会生活がきつくなってしまいます。

 

そんな訳で今年も夏休みします。(8月21日~24日)


 
 

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