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ホールクロック、上手に使うには・・・

  • 2012/05/18(金) 00:44:09

P1010012_14.jpg 
 長く大きな振子がゆったりと振れる
 ホールクロック・・・
 傍にあると、時間もゆっくりと流れ
 ているようで、良いものです。

 修理の依頼もあり、近場の場合は
 お伺いして直すこともあります。
 もちろんその場で手に負えない
 場合は機械部のみ持ち帰ります。

 その際、よく見かける不具合が、
 振子の振動の中心のずれです。
 時計にとって振子は時間を数える
 とても大切なパートです。
 
  
P1010019_05.jpg 錘の力で回される歯車の回転運動
 を、振子の往復運動に変える部品
 が振子の根元にあります。

 振子が必要以上に大きく振られる
 と、この部分に負担がかかり、壊れ
 て しまいます。
 それを防ぐために、この部品は
 シャフトに完全に固定されているの
 ではなく、一定の力がかかると
 ずれて力を逃がす構造になって
 いるのです。

 ずれがひどい場合には、振子の音
 が偏って聞こえ、じきに止まって
 しまいますます。

引っ越し、或いは時計の置き場所を変えた。 または、錘が下まで下がって
時計が止まったため錘を引き上げ、振子を振る時に大きく振りすぎた。
そんな時に特に機械に問題がなくても、この時計は止まります。

その状態をその場で元に戻す方法・・・もちろん、あります。
ただ、これは機械の構造を熟知し、様々な機種を経験して、その機械に
応じた力の入れ具合を承知していないと、かえって機械を壊してしまう事
にもなりかねません。

そうならないために、気をつけること・・・
一番は、錘が最後まで下がって、時計が止まる前に錘を引き上げること
二番目には、普段、振子がどの位に振れ幅で動いているかを、覚えておき
振子を手で振らなければならなくなった時に、その振れ幅以上に大きく
動かさない様に気をつけることです。

それでも大きな地震で振子が、激しく振られてしまった・・・
これは仕方がありません。技術者を呼んでください。

ここまでお話ししたようなことがないのに、暫く動いて止まってしまう・・・
これはもう時計が悲鳴を上げています。
早急にドック入りが必要です。

しっかり手入れをしてあげていれば、人間の何倍も生きる機械です。
可愛がってあげてください。

 
 

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