FC2ブログ
SEO

眼の錯覚?

  • 2011/07/20(水) 23:58:14

P1010004_12.jpg  

真鍮製のアンティーク置時計です。
無垢材の重厚感溢れる本体に、ポーセリンの文字盤と繊細な長短剣・・・

文字盤にも機械にも銘はありませんが、
保存の良いアンティークならではの気品が漂います。

ところが、なんと・・・・・

P1010006_09.jpg 

これが・・・ミニチュアなのです。
もちろんアンティークです。
文字盤と剣のバランス、とてもミニチュアとは思えません。

P1010006_11.jpg 

シリンダー式の脱進機が使われていることから見ると、
少なくとも150年以上前のものと思います。

P1010004_13.jpg 

ゼンマイの巻き上げ不良と分解掃除で持ち込まれました。
開けてみると、角穴車の歯が殆ど欠けていました。

通常、このタイプの巻き鍵はねじ込み式で、ゼンマイを巻き上げるのと
反対に回せば、巻き鍵が外れるようになっています。

ところがこれは、巻き鍵がネジでなく、角が切ってあり、
それが1番真の角にはまっているのです。
したがって反対方向には回せず、無理に回せばゼンマイ押え(コハゼ)を
壊すか、角穴車の歯を欠いてしまいます。

いつの頃かは分かりませんが、この時計を開けようとした職人が
構造を知らずに無理をしてしまったものでしょう。

部品交換が必要ですが、あるはずがありません。
しかもこの角穴車は微妙におわん形に膨らんでいるのです。
店にあった古い腕時計のそれの中から、大きさの合いそうなものを
見つけて、なんとかおわん形に膨らみをつけ、角穴を広げて
間に合わせました。

苦労のし甲斐のある時計だと思います。

 
 

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する